
建物にとって何が一番大切かといいますと、基礎もそうでしょうが、やはり建物の骨組みでしょう。見た感じが大変良いものでも人間が暮らす空間です。震度5程度の地震で倒壊しては家とは言えないでしょう。地震国日本では地震は当たり前と考えなければなりません。
平成12年6月に建築基準法施工令が一部改正されました。38条基礎関連、46条壁量計算関係、47条仕口関連の法律が改正されました。この改正では、筋かいの配置を今まで通りではなく、きちんとバランスよく配置することを決めています。
右記の図の▲印が筋かいの位置です。
我々フロンティア・マネジメントではこのような計算をすべての建物に対して行い、十分な筋かいが計画されているか、現場で金物が規定どおりに施工されているか、担当者とともに十分なチェックを行っています。平成19年6月にも、社会問題化した耐震偽造問題を踏まえた法改正が行われました。大まかに言いますと、確認図面の厳格化を求めています。設計事務所が以前のように提出した確認申請書を正しいことを前提に審査していたのを、どこかおかしいところがないか疑って審査するようになりました。その結果、確かに十分な検討を行うようになりましたが、弊害として、確認申請に時間がかかるようになってしまいました。我々は元々きちんとした申請を行っていましたのでなんら問題点は出てきませんでした。時間がかかるだけでした。このように社会問題化になる、構造関係のことですから十分に建物の構造には力を入れております。例えばいくら構造計算を正確に行っても現場がそのように施工されていないと何もなりません。
上の写真のように、決められた筋かいをいくら図面通りに施工しても金物がきちんとついていなければ構造計算上の耐力がありません。この部分は、建物が完成してしまうと後からは確認できない場所です。我々は十分な管理を行い、写真撮影をし、構造計算通りの耐力が確保できているか確認しています。
また、プレカット加工という、コンピューターで柱・梁の加工を行っています。上記の写真もプレカット加工を行っています。今までは大工さんがのこぎりとのみで加工していたのを、工場の大きな機械で加工しています。この加工を行いますと、寸法を間違うということは皆無になります。そうなれば現場できちんと柱・梁が組めます。精度が高いので狂うことはまずありません。きちんと組めていなければ構造計算を行っても強度は期待できないと思います。すべてきちんと組めて初めて強度が保てると我々は考えています。
プレカットを使えばこのようにきっちりと組みあがります。
今までは大工さんの腕に左右されていた、木造の建て方も今では十分に均一の性能を保証できます。